ドレープ(Drape)とは、布が自重により垂下した視感覚的な状態を言いますが、主にスカートやワンピースなどに現れる凹凸に注目した外観のことを指します。ドレープは衣服のシルエットに直接的に関係し、着装美に影響を与えます。例えば、しなやかなドレープはドレッシーで女性らしい感じを与え、はりのあるドレープはスポーティで若々しい感じを与えます。
一般に、ドレープは三つの面から考えることができます。
その一つは、二次元的なドレープか、三次元的なドレープかという点です。二次元的なドレープはカーテンの垂下状態に、三次元的なドレープはスカートや、ワンピースの垂下状態に見ることができます。また、静止状態における布の垂下状態か、あるいは人体の動きや風によって、垂下した布が搖動した状態かという点です。前者は静的ドレープで、通常はこれをドレープと呼んでいます。
布のドレープの性能をドレープ性と呼びます。ドレープ性を評価する方法にドレープ係数があり、JIS規格にも採用されています。このドレープ係数は三次元的で、静的なドレープを示す係数で、次のような式で求められます。
ドレープ係数
= (S2-S0) / (S1-S0) |
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S0:試料台の面積
S1:試料の面積
S2:試料の垂直投影面積(ドレープ形状面積) |
この種の織物では、65〜70%が適当なドレープ係数と言われていますが、下記の品番の弊社製品は全て適当なドレープ係数を満たしています。(製品バリエーション参照)
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マーヴェルサテンM3の性能を様々な試験や
測定などで具体的な数値で検証しました |
● 特徴1
形状記憶特性 |
● 特徴2
高密度・低反発触感 |
● 特徴3
撥水性・透湿性 |
アイロン175℃まで伸び・曲げ・せん断等の回復力が失われず、様々な用途に使用可能。しわも軽く撫でるだけで消えます。 |
超極細繊維を高密度で織り込み、これまでにないしなやかさとなめらかさ、適度なコシを実現。実用に耐える強さも両立させました。 |
生地自体に高い性能を持たせることで柔軟性を損なう撥水コーティングが不要。通気性・透湿性にも優れ、蒸れません。 |
● 力学的特性値16項目 |
● 伸張回復率 |
● 撥水性・耐水性 |
HESC風合い評価基準より生地の力学的特性を表す特性値16項目を測定しました。 |
生地の伸びや歪みに対する強さと回復力をテストし、従来の類似生地との対比を検証しました。 |
JIS L-1092規格の撥水性テストを実施し、マーヴェルサテンM3の撥水度を類似生地との対比で検証しました。 |
● 洗濯しわ回復性(W&W性) |
● ドレープ係数 |
● 通気性・透湿性 |
実際に家庭用洗濯機で洗うことで洗濯後のしわの回復性を測定しました。 |
マーヴェルサテンM3のドレープ係数を検証しました。 |
JIS L-1096規格の通気性テスト、JIS L-1099規格の透湿性テストを実施し、マーヴェルサテンM3の蒸れにくさを検証しました。 |
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● 屈曲反復性(バギングテスト) |
● 降雨(シャワー)試験 |
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生地を人間の膝を想定した機械にセットし、1万回の曲げ伸ばしの後の生地の状態を検証しました。 |
ブンデスマン雨試験装置により、JIS1096 雨試験で湿潤状態、JIS1997 吸水性を検証しました。 |
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● 引き裂き試験 |
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スポーツなどに要求される、生地の引き裂きに対する強さを検証しました。 |
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